この競技会は、秋田県板金工業組合が(杉本捷生理事長)が若手板金職人の技術向上と技能継承を目的に毎年開催しています。この競技会に参加することにより、普段の仕事に役立つ技術を身につけられ、応用ができるようになり、自信が持てるようなるとのことです。それだけハイレベルな技術が要求される課題なのだということです。今回の競技会に協力したある熟練技能士がいうには、自分たちでも5〜6回は練習しないと作れないものだそうです。また、展開図を作ることもかなり難しいことなのだそうです。
今回は、県内から7人の若手板金職人が参加しました。
今年2月に行われた第32回全国板金建築板金競技大会では、一ノ関晃多さんが全国1位となり、今回の大会もハイレベルな競技会となりました。
1位となったのは、大友謙次さんでした。大友さんは、全国大会でも好成績(第28回大会2位、第30回大会3位)をおさめており、秋田県の2年連続1位が期待されています。
今回の課題は、全国大会の課題でもある「ミルクタンク」。

競技時間は、4時間で参加者は、タンクの展開図を作製した上で厚さ0.4ミリの銅板を丁寧に切り取り、はんだ付けをして組み立てていきました。製図の精度や製品の外観など8項目を審査しました。
今回1位の大友さんと2位の佐藤健一さんは、来年2月12日、13日に静岡県富士宮市の富士教育訓練センターで開催される
第33回全国建築板金競技大会に出場します。
また、3位入賞の加藤 和宏さんは、来年の更なる飛躍を期待します。
今回の様子はフォトギャラリーにアップしましたのでご覧ください。
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